最近CSやDMvaultなどで結果を残している新デッキ、
青緑ゴクガサイクルについてご紹介します!
優勝している、結果を残しているのはどんなデッキレシピなのか、
採用カードや回し方、そしてゴクガサイクルが苦手とするデッキ、対策カードなどを解説していきます。
ゴクガサイクルとはどんなデッキ?採用カードや回し方・勝ち筋を解説
まずは、ゴクガサイクルというデッキについて、どんな勝ち方を目指すのかをご紹介します。
勝ち筋はシャコガイル
このデッキの勝ち手段は、水上第九院 シャコガイルです。
【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー13000 / コスト9
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にあるカードをすべて山札に加え、シャッフルする。
■相手のターンのはじめに、カードを5枚引き、その後、自分の手札を3枚捨てる。
■自分の山札の最後の1枚を引く時、ゲームに負けるかわりに勝つ。
→水上第九院 シャコガイル
デッキを引ききった瞬間に勝利が確定する、エクストラウィンです。
なので、自分のデッキを減らしていく動きを目指すデッキ、ということになります。
デッキを減らす手段
では、一体どうやってデッキを減らしていくのか?
そこで活躍するカードが、デッキ名にもなっている龍装艦 ゴクガ・ロイザーです。
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ムートピア / 文明 水 / パワー4000 / コスト6
■ブロッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを2枚引く。
■呪文の効果によって相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選ばれない。
■呪文を自分の手札から唱えた時、その呪文を、墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。
→龍装艦 ゴクガ・ロイザー
重要なのは最後の効果。
手札から唱えた呪文がもう1度タダで唱えられます。
これによって、マナ加速カードを使うとアンタップ状態のマナを減らさず、デッキを減らしていくことができます。
具体的には……
妖精の裏技ラララ・ライフをGゼロで撃つと、タダで2マナブースト。
【 呪文 】
文明 自然 / コスト3
■G・ゼロ―バトルゾーンの自分のスノーフェアリーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
→妖精の裏技ラララ・ライフ
白米男しゃくを使うと、3マナで2枚ブースト、
かつタップしたマナから好きなカードを2枚回収と、
実質1マナ消費(使用に-3マナ、2マナ増加)で、手札を切らさずデッキを掘り進むことができます。
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / スペシャルズ / 文明 自然 / パワー12000 / コスト8
■T・ブレイカー
■相手の、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーを持ち主のマナゾーンに置く。
────────────呪文────────────
カード名:白米男しゃく
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
→黒豆だんしゃく/白米男しゃく
セブンスタワーや再誕の社といった殿堂カードは、当然2回使うととんでもないことになります。
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト3
自分の山札の上から1枚目を自分のマナゾーンに置く。
メタモーフ(自分のマナゾーンに7枚以上カードがあれば、この呪文は次の能力を得る)
自分の山札の上から1枚目のかわりに、上から3枚を自分のマナゾーンに置く。
→セブンスタワー
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / コスト3
カードを2枚まで、自分の墓地からマナゾーンに置く。
→再誕の社
といった感じで、ゴクガロイザーが場にいる状態でマナ加速呪文をいっぱい唱えて、
アンタップ状態のマナを減らさずにデッキをどんどん掘り進む、というのがコンセプトです。
そのため、タップインだけは絶対に避けたいデッキとなっていて、
フェアリー・シャワーのような多色カードは一切入っていません。
いっぱい呪文を打てるのはいいけど、途中で途切れてしまうことはないのか?
という疑問があるかと思いますが、そこはマナからカードを回収する呪文が豊富なので大丈夫。
上に書いた白米男しゃくや、セイレーン・コンチェルトで、
マナ加速カードによってマナに落ちた呪文を、手札に回収することができます。
特にセイレーン・コンチェルトは、
2回使うとマナが1枚起き上がる(1マナ払ってマナから回収、1枚置く→タダでもう1回)というオマケ付き。
【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト1
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分のマナゾーンからカードを1枚、自分の手札に戻す。その後、自分の手札を1枚、自分のマナゾーンに置く。
→セイレーン・コンチェルト
そうして呪文を使ってデッキを減らして、
マナも増えたから9マナでシャコガイルを出す、という動きが理想です。
すぐにシャコガイルを出すためのスコーラー
しかし、マナが増えたところで、9マナもアンタップしていないんだから、
シャコガイルをすぐに出せないという問題点がありました。
それを解決したのが、次元の嵐 スコーラーです。
【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / スペシャルズ / 文明 水 / パワー11000 / コスト11
■G・ゼロ:このターン中に自分の呪文を5枚以上唱えていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、それがこのゲーム中にバトルゾーンに出した最初の《次元の嵐 スコーラー》なら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。
→次元の嵐 スコーラー
このデッキであれば、1ターンのうちに5回以上の呪文なんて余裕なので実質0マナです。
最初の1回に限り、出たとき追加ターンを得られます。
これによって、増えたマナを追加ターンでアンタップさせ、ゆうゆうとシャコガイルを設置します。
シャコガイルの効果で墓地がデッキに戻ります(=デッキが増えてしまいます)が、
やっぱりマナ加速呪文などを使えばすぐにデッキを5枚以下にすることが可能です。
サポートパーツ
ほかはゴクガロイザー着地を早めるためのマナ加速や、
ゴクガロイザーを探し出すためのサポートパーツとなっています。
ステップル&オチャッピィ
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが破壊された時、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。
→桜風妖精ステップル
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー1000 / コスト3
S・バック-自然(自然のカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうした場合、コストを支払わずにこのクリーチャーを召喚する)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置いてもよい。
→天真妖精オチャッピィ
序盤のマナ加速兼、ラララライフのGゼロのためのスノーフェアリーです。
オチャッピィは若干重いですが、速攻に対してSバックで早い段階でマナ加速をしたり、
コンボの途中で墓地のマナ加速カードをマナに置いて、
白米男しゃくやセイレーン・コンチェルトで回収することが出来ます。
フェアリー・ギフト
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト1
このターン、次に召喚するクリーチャー1体は支払うコストが3少なくなる。ただしコストは1より少なくならない。
→フェアリー・ギフト
言わずとしれた早出しカード。
ゴクガロイザーが出るのが早ければ早いほどキルターンも早まるので必須パーツです。
シャコガイルを軽くすることも出来ます。
未来設計図&ドンドン吸い込むナウ
【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト2
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分の山札の上から6枚を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
→未来設計図
【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト4
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を相手に見せて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。このようにして見せたカードが火または自然のカードであれば、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
→ドンドン吸い込むナウ
未来設計図はゴクガロイザーを探しだしたり、
コンボが始まってからはシャコガイルや白米男しゃくを探し出します。
ドンドン吸い込むナウはコンボパーツを探しつつバウンスができる優秀トリガー。
コンボが止まった際の延命手段としても優秀。
ゴクガロイザー下で2回撃てばだいたい耐えて次のターン決められます。
龍素記号 Mj リンシャンカイホ
【 クリーチャー 】
種族 クリスタル・コマンド・ドラゴン / 文明 水 / パワー12000 / コスト12
■このクリーチャーを召喚する時、自分の墓地にある呪文を好きな数、山札に加えてシャッフルしてもよい。こうして山札に加えた呪文1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは1より少なくならない。
■T・ブレイカー
■自分の水の呪文を唱えた時、バトルゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主の手札に戻してもよい。
→龍素記号 Mj リンシャンカイホ
デッキ回復手段兼、相手の呪文メタへの対応手段です。
基本的にはマナを増やしたいけど、デッキが足りなくなってしまった、という場合への対処です。
その上で、相手のタイム3 シドなどを戻して動きやすくするためのパーツ。
コンボを決めきれない際に、バウンスで時間を稼ぐことも可能です。
ハヤブサマル&ライデン
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ガーディアン / シノビ / 文明 光 / パワー3000 / コスト3
ニンジャ・ストライク4(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが4枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、次の自分のターンのはじめまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は「ブロッカー」を得る。
→光牙忍ハヤブサマル
【 クリーチャー 】
種族 アーク・セラフィム / シノビ / 文明 光 / パワー1000 / コスト3
ニンジャ・ストライク 1(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが1枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
→ライデン
見ての通り、コンボを決めることに全力をかけているので、防御は手薄。
速攻デッキに対して盤面をとることが一切できないので、防御パーツとしてニンジャストライクが採用されています。
ただ、滅多にありませんが、光マナ2枚がマナ加速カードでめくれると、
コンボが途切れる可能性があるため、かなり枚数は抑えられています。
以上が回し方と採用パーツの解説です。
対戦動画がありましたので、こちらもぜひ参考にどうぞ。
ゴクガサイクルの詳細なデッキレシピ
ゴクガサイクルのデッキレシピをご紹介。
結果を出しているリストは以下のとおりです。
ファミコンプラザ安城店公認大会優勝:存在Xさん
【#DM】
— ファミコンプラザ安城店 (@fc_plaza_anjou) October 14, 2018
本日の公認デュエマ大会の参加人数:16名
優勝者名:存在Xさん
デッキ名:ゴクガサイクル
一言:ファミコンプラザ、今までありがとうございました。
ベスト4:連ドラ・赤白バイク・レヴィヤバスター
当店の公認大会はすべて終了です。
これまでの皆様からのご支援、心より感謝申し上げます。 pic.twitter.com/w7MofCQ5OA
193大須店DMCS2位:木原りんPさん
【193大須店DMCS(殿堂)結果発表】続いて
— TCGshop193大須店 (@osu_193TCG) October 14, 2018
優勝 HAREさん「黒単卍デ・スザーク卍」
2位 木原りんPさん「青緑ゴクガサイクル」
おめでとうございます!!
次回開催予定は10月20日((日))【殿堂】です。#デュエマ #DuelMasters pic.twitter.com/EM0SYfoc3N
続いて、ゴクガサイクルに対して相性のいいデッキや、
対策・メタカードをご紹介します。
ゴクガサイクルの対策・メタカードや相性のいいデッキ
続いて、ゴクガサイクルに対してどう対抗するのか?ということをご紹介します。
対策カードや相性のいいデッキなどをまとめていきます。
ゴクガサイクルの弱点となるのは2点。
1つは速攻。コンボが決まるまでマナ加速しか基本的にできないので、
かなり攻めが通りやすいデッキです。
そしてもう1つは呪文メタ。
基本的に呪文が唱えられなければできることはほぼないので、
これが通ってしまえば問題なく勝てます。
というわけでオススメのデッキは以下の2つです。
“轟轟轟”ブランド系デッキ
→“轟轟轟”ブランド
赤系の”轟轟轟”ブランドを使った速攻デッキ。
妨害手段が吸い込むと2枚のニンジャストライクしかないため、
トリガーで逆転されるということがほとんどありません。
タイム3シド採用のドギラゴン剣
→ドギラゴン剣
→タイム3 シド
続いて、タイム3シドを使ったバスターデッキ。
シドで動きを妨害すればコンボは不可能で、
シドをどけるために吸い込むを撃つにも6マナかかってしまうため、
そのターンにすぐコンボを始めることは困難です。
しかもやっぱりバスターはキルターンが早いので、
コンボを始める前に決めきれるパターンも多いため、かなり有利なデッキだと考えています。
まとめ
以上、ゴクガサイクルについてのデッキ解説でした。
ゴクガロイザーの2回呪文を唱えられる効果で、マナ加速呪文を連打。
使えるマナを減らさずにデッキを減らしていき、スコーラー→シャコガイルを決めるデッキです。
デッキの性質上、妨害手段が少ないのが弱点。
速攻デッキや、タイム3シドなどの呪文メタを採用したデッキが対策として有効です。
殿堂後の新環境についても考察しました!
→【デュエルマスターズ】2019年3月1日の殿堂後の環境・トップメタデッキを考察!
その他のデュエマのオススメパックやデッキはこちら。