今回は、MTGのスタンダードのデッキ解説です。
ラヴニカの献身期のミシックチャンピオンシップで優勝したデッキタイプ、
青単テンポについて解説していきます。
青単テンポのデッキレシピや使い方、
環境に存在する各デッキとの相性、サイドボードプラン、弱点などをまとめていきます。
これから青単テンポを触る方、
大会に向けて青単テンポ相手への理解を深めたい方は、ぜひ参考にどうぞ。
【MTG】青単テンポ(ラヴニカの献身スタンダード)のサンプルレシピ
まずは、青単テンポのサンプルデッキレシピをどうぞ。
クリーチャー:19枚
プテラマンダー×4
セイレーンの嵐鎮め×4
霧まといの川守り×3
マーフォークのペテン師×4
大嵐のジン×4
非クリーチャー:21枚
執着的探訪×4
選択×4
潜水×3
呪文貫き×3
本質の把捉×2
航路の作成×1
魔術師の反駁×4
土地:20枚
島×20
サイドボード
波濤牝馬×4
排斥する魔道士×2
本質の把捉×2
否認×2
軽蔑的な一撃×1
異形化するワンド×1
幻惑の旋律×3
【MTG】青単テンポ(ラヴニカの献身スタンダード)の使い方
青単テンポの戦い方はいわゆるクロック・パーミッションというやつです。
ブロックされづらい1コストクリーチャーでクロックを用意し、それをカウンターなどの非クリーチャー呪文で守ります。
デッキを構成する要素は非常にシンプルで、
1.クロックとなる飛行クリーチャー
2.カウンターなどの妨害手段
3.手札を整えるドロースペル
この3つの要素を持つカードのみでデッキが構成されています。
クロックとなるクリーチャーは主に3種類。
霧まといの川守り、プテラマンダー、セイレーンの嵐鎮めです。
川守りは飛行にもブロックされない、ミラーに強いクリーチャー、
プテラマンダーは中~後半以降、ジンに続くフィニッシャー、
嵐鎮めはカウンターも兼ね備えるウィザード、というのが特徴。
この1コスト軍団に執着的探訪をつけて、毎ターン2ドロー。
引いたカウンターで探訪付きのクリーチャーをひたすら守る、というのが理想の勝ちパターンです。
そうでなくても、飛行を適当に並べてカウンターをかまえるだけでも、
ミッドレンジ以降の相手にはテンポ勝ちすることが多いです。
また、細かいクリーチャーを処理されても、大嵐のジンという巨大クロックもあります。
パワーは4~5あるので、2~3ターン残るとそれだけで勝ちます。
クリーチャーを守るのは、呪文貫きや潜水、魔術師の反駁などの軽いカウンター。
展開しながら常に構えて殴る、という動きをします。
現環境において数が多い、スゥルタイミッドレンジやエスパーコントロール、シミックネクサスに対し有利。
ミシックチャンピオンシップで優勝したのも、これらのデッキが多く立ち位置がよかったのが大きな理由でしょう。
逆に、白ウィニーや赤単に対しては、速さが同等なのに、相手のほうがパワーが高いので若干不利。
軽いカードが多いので、カウンターしきれないことも多いです。
とはいえ、それらに対しても大嵐のジンとカウンターで戦えるので、やれないってほどではないですね。
次に、ラヴニカの献身環境で主要なデッキとの相性や戦い方をまとめていきます。
【MTG】青単テンポ(ラヴニカの献身スタンダード)の各デッキとの戦い方・相性・サイドボード
続いて、青単テンポと各デッキとのマッチアップについて。
スゥルタイミッドレンジ、青単ミラー、赤単、白ウィニー、
シミックネクサス、イゼットドレイクなどとどういう勝負になるのか、
戦い方やサイドボードなどをまとめます。
VSスゥルタイミッドレンジ
まずは最も数が多いと考えられる、スゥルタイミッドレンジから。
基本的に、相性はかなり有利です。
展開としては、青単側の飛行クリーチャーと、スゥルタイの探検クリーチャーのライフレースになります。
基本、青単のほうが早くクロックを用意できて、スゥルタイ側に干渉しやすいので優勢。
ただし、野茂み歩きが絡むと一気に逆転してしまうので、
野茂みや、野茂みが出た後の探検クリーチャーは通さないことが重要になってきます。
そういった展開になるため、マーフォークのペテン師がキーカードになります。
普通に使っても1体タップ&ブロッカーor2点クロックで優秀。
更に、探検クリーチャーにスタックして野茂み歩きの能力を失わせることで、
野茂みのライフゲインを一度回避することもできます。
あと気をつけるべきは、
ハイドロイド混成体や破滅を囁くもの、最終くらいです。
これらが通ると突破は難しいですが、重いのでかなりカウンターしやすいです。
サイドボード後は脅迫などが入ってきますが、
探訪やカウンターを1枚抜かれても、根本的な相性がいいので大きな変化はありません。
ハイドロイドを奪う用に幻惑の旋律や、
野茂みなどをカウンターしてライフレースを有利にする本質の把捉を入れて、
メインデッキのプランを最適化する感じになります。
VS青単テンポ(ミラーマッチ)
概ね先手ゲー。
出たカードを対処する手段がお互いに限られているので、
執着的探訪をつけて守った方が勝ってしまいます。
メインではブロックして戦闘で倒すか、
探訪のついたクリーチャーのみがいるときに、ペテン師でそれをタップするくらいでしか対処できませんから。
受ける側になった場合、ジンとプテラマンダーで守る形になります。
相打ちを潜水で一方にするということを狙って、攻めに転じる機会を伺いましょう。
サイドボードとしては、盤面を有利にする幻惑の旋律や排斥する魔道士が入ります。
VS赤単
赤単はかなり苦手です。青単がMCSで優勝したからか、赤単の数が増えています。
ショックでテンポよくこちらのクリーチャーを除去されて、パワーが相手のほうが高いためライフレースも不利。
極めつけはゴブリンの鎖回しで、1コスクリーチャーは壊滅します。
メインは基本厳しいですが、
大嵐のジンを維持してライフレースができればワンチャンあります。
複数体並ぶとけっこう突破されづらくゲームになるかなと。
サイド後は、波濤牝馬や否認、把捉を増やして受ける側へ。
川守りは全抜きで、殴りに行きづらいので探訪も2枚くらいに減らしていいでしょう。
舞台照らしや狂乱といったアドバンテージ源を絶つことで十分戦えます。
VS白ウィニー
こちらもきつい相手です。
赤単と同じく、コスト帯は同じでも相手の方がパワーが高いため、押し負けるパターンが多いです。
更に、徴税人とかいうカードがエグすぎて、青単側の戦略が成立しなくなります。
赤単同様、大嵐のジンがいるといないとで違いすぎるマッチアップになるので、ジンを大事に戦うといいでしょう。
サイド後は、本質の把捉や旋律、排斥する魔道士でテンポ・盤面を取りに行きます。
横並びするベナリア史やと全体強化のロクソドンや軍司令に注意しとけば大怪我しないでしょう。
エスパーコントロール
有利です。
いかにクロックを守れるかというのがやはり焦点。
メインは除去に対してカウンターを撃っていれば、基本エスパー側は処理しきれません。
サイド後は、脅迫や正気泥棒が入ってきて、メインほど楽ではなくなります。
とはいえ、1アクションが重いのは基本変わらないので、
カウンターを増量して殴っていればそうそう負けません。
VSシミックネクサス
有利です。
メインは荒野の再生さえ貼られなければ怖いアクションはありません。
成長のらせんからの3ターン目設置さえ気をつけておけば、そうそう負けないでしょう。
サイドボード後は、マナクリと生体性軟泥、クロールの銛撃ちやアゾカンの射手が入って、クリーチャー主体になってきます。
なのでクリーチャーカウンターは抜かず、更にカウンターを増やす形になります。
VSイゼットドレイク
メインは有利です。
相手がドローでクリーチャーを探している間にクロックをかけていけます。
出てきたドレイクたちにカウンターを当てておけばOKです。
サイド後は、このデッキの最大の天敵、パルン、ニヴ=ミゼットが出てきます。
カウンターができず、飛行が止まります。
しかも、一回でも効果を使われると泣きたくなるカードなので、インスタントソーサリーでの対処もできません。
よく青単のサイドに氷結や異形化するワンドが入っているのは、ニヴを対処できるというのが理由です。
個人的には、1枚で3回使えて先置きできる、異形化するワンドがオススメ。
実際のサイド後のプランとしては、お守りのワンドと否認を増やすくらいでしょうか。
6マナに到達しないようにドロソを打ち消しながら殴っていきましょう。
ドレイク側は土地が21枚のことが多いので、ドローを止められるとパルンはかなり出づらいですから。
まとめ
ラヴニカの献身期のスタンダードにおける、青単テンポのデッキガイドでした。
数の多いスゥルタイやエスパー、ネクサスに対して有利に立ち回れるデッキです。
ただ、ウィニー系やパルンといった、苦手なデッキやカードもはっきりしているので、
環境によってはちょっと選びづらいデッキとも言えます。
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