今回は、2019年4月12日(金)に発売される、
MTGのチャレンジャーデッキ2019についてご紹介します!
4つデッキが発売されますが、どれを買えば良いのかわからない・・・という方や、
どう改造すれば良いのかわからない、という方のために、
それぞれのデッキがどんな人におすすめか、どう改造すればいいのか、
ということについてまとめていきます。
また、スタン落ちしてからも使えるカードと、その価値についても解説していきますね。
チャレンジャーデッキ2019 予約や再販情報
まだ予約ができていない、買えていないという方のために、
チャレンジャーデッキ2019を今からでも買えるお店を探してみました。
→Amazon(4種セット・15120円)
→楽天(4種セット・15120円)
ネット店では4つのデッキがセットで15120円+送料が基本となっています。
ちょっと高いなと思ったら、お近くのカードショップで予約できる可能性があるので、
一度行ってみて、予約できるか確認すると良いかと思います。
また、発売後は、1つのデッキずつで買うことができるようになると思うので、
全部はいらない、気に入ったデッキだけが欲しい、という場合はちょっと待つのがいいですね。
ただ、再販まではちょっと時間がかかったり、ちょっと高めだったりするので、怖ければ予約推奨です。
それでは、各デッキの解説や改造案についてご紹介していきます。
連帯する突撃(白単ウィニー)
まずは白単ウィニー、「連帯する突撃」デッキからご紹介します。
デッキリスト
21 《平地》
-土地(21)-
4 《不屈の護衛》
4 《癒し手の鷹》
4 《レオニンの先兵》
4 《空渡りの野心家》
1 《追われる証人》
4 《アダントの先兵》
4 《アジャニの群れ仲間》
4 《ベナリアの軍司令》
-クリーチャー(29)-
2 《軍団の上陸》
3 《征服者の誇り》
2 《ベナリア史》
3 《議事会の裁き》
-呪文(10)-
3 《善意の騎士》
2 《トカートリの儀仗兵》
1 《悔恨する僧侶》
3 《防御牝馬》
3 《不可解な終焉》
2 《抗戦》
1 《議事会の裁き》
-サイドボード(15)-
連帯する突撃はどんな人にオススメ?
白単ウィニーは、クリーチャーを並べて強化、攻撃していくデッキです。
ベナリア史やベナリアの軍司令、軍団の上陸など、
その戦略において強力なカードがたくさん収録されています。
単純に並べて殴っていくだけに見えますが、クリーチャーのスペック自体は低めなので、
「どのクリーチャーで攻撃するか」
「盤面を維持するのが大事か、ライフを狙うのが大事か」という判断が大事になりますし、
「全体除去を警戒するのか」ということも考えなければいけません。
なので、クリーチャーで殴っていく、攻めの判断を楽しみたいあなたにすごくオススメのデッキです。
→駿河屋
改造するなら
改造したいポイントは2つ。
1つは、クリーチャーや強化の質を上げること。
例えばこのデッキに入っていないカードとして、
敬慕されるロクソドンという超強いカードがあります。
このデッキではほぼノーコストで4/4が出て、
他のクリーチャーを永続的に強化してくれます。
これは、征服者の誇りよりも強い場面が多いです。
また、癒やし手の鷹のようなほぼバニラカードよりも、
徴税人のような、相手を妨害して攻めを通しやすいクリーチャーがいます。
そういった、「クリーチャーやパーツの厳選」が、まず1つ改造して面白いポイントだと思います。
(まあ、「クリーチャーがいっぱい出る」という動き自体が強いので、
そのままでも十分強いんですけど)
そしてもう1つのポイントは、サイドボードの改造です。
現状のリストだと、全体除去やカウンターなどを持つ、
コントロールデッキへの耐性があまりありません。
抗戦で全体除去を躱すことはできますが、2枚はちょっと少ないです。
考えられる手段として、まずプレインズウォーカーの採用。
暴君への敵対者、アジャニはどの能力もコントロールに対して強く、
相手からすると放置できないカードです。
それ以外は、白単色だと正直コントロールに対応しきるのは難しいです。
そこでよく使われるのが、「タッチ」というテクニックです。
白単デッキにアンタップインできる白含みの2色土地を入れて、
他の色をちょっとだけ足すテクニックです。
足す色の候補は2つ。
候補1:タッチ青
メインボードに神聖なる泉、氷河の城砦
サイドボードに、否認や呪文貫き、島などを採用。
サイドボード後にカウンターを入れることによって、相手の全体除去や、プレインズウォーカーを封殺。
一度カウンターをすれば、相手はマナが残っていないので殴りきれるよね、というプランです。
最近の流行はこちらですね。
候補2:タッチ赤
メインボードに断崖の避難所、聖なる鋳造所
サイドボードに実験の狂乱、苦悩火
こちらは、実験の狂乱によって止めどなく攻め手を展開したり、
苦悩火で最後の5~8点くらいを一気に削り取る、というプランです。
カウンターと違って、後から引いてもワンチャンあるのが強み。
英雄的援軍という展開+全体強化ができるアクションを採用できるのもいいところです。
スタン落ちした後の資産価値・強さ
2019年9月にスタン落ちしたあとの、このデッキのカードの価値やデッキの強さについてもご紹介します。
正直このデッキの高いカードは、ほとんどドミナリアのカード。全部落ちます。
残るカードはコモンの1~2コスと、議事会の裁きくらいです。
ローテーションした後はほとんど戦えなくなってしまいますので、そこは注意が必要です。
ローテーション後似たデッキを使うなら、トロスターニを買ってトークンを使うセレズニア(白緑)や、
オレリアなどを買ってボロスウィニーなどに移行するのがいいかなと思います。
稲妻の猛攻(赤単アグロ)
次に赤単アグロの稲妻の猛攻についてです。
デッキリスト
22 《山》
-土地(22)-
4 《狂信的扇動者》
4 《ギトゥの溶岩走り》
4 《遁走する蒸気族》
4 《ヴィーアシーノの紅蓮術師》
4 《ゴブリンの鎖回し》
1 《再燃するフェニックス》
-クリーチャー(21)-
4 《ショック》
4 《稲妻の一撃》
2 《溶岩コイル》
1 《苦悩火》
4 《魔術師の稲妻》
2 《実験の狂乱》
-呪文(17)-
4 《金剛牝馬》
4 《稲妻牝馬》
4 《火による戦い》
3 《焦熱の連続砲撃》
-サイドボード(15)-
稲妻の猛攻はどんな人にオススメ?
稲妻の猛攻はひたすらに相手のライフを狙い続けるデッキになっています。
白単と違うのは、クリーチャーを並べてから強化、というルートではなく、
クリーチャーと火力をどんどん投げつけていくイメージで攻めます。
なので、とにかく相手のライフを削ることだけを考えるデッキになります。
一つのことに集中したい、という人に特にオススメ。
また、ラクドス(赤黒)やグルール(赤緑)といった、赤系のデッキを作りたい人にもオススメです。
そのままのレシピだと攻め一辺倒ですが、
再燃するフェニックスやゴブリンの鎖回しは、お互い殴り合うようなミッドレンジデッキでも優秀。
先制攻撃や蘇り能力は受けにも強いですからね。
なので、赤系のデッキを作るならかなり応用の効く内容となっていますので、
赤いデッキに興味がある人はぜひ買ってみてください。
→駿河屋
改造するなら
上にも書いたように、けっこう赤の代表的なカードが収録されているので、改造の幅が広いです。
まず純粋に赤単として強化するのであれば、実は数枚しかイジるところがありません。
例えば、危険因子や舞台照らしのような、攻めながらリソースを供給するカードです。
このへんがあると、コントロールに対してもリソース負けすることがなく、
速やかにライフを削り取ることができていいかなと思います。
ただ、ぶっちゃけそのまま使っても普通に強いので誤差みたいなところはあります。
もう1つの道としては、ミッドレンジデッキとして多色化すること。
例えば、再燃するフェニックスを増やしたり、包囲攻撃の司令官を採用して、
黒を加えて興行+叩打やアングラスなどを採用する赤黒のミッドレンジなどは、グランプリで優勝して一時期流行りました。
実際、フェニックスは対処しづらいカードなので、ミッドレンジとしても優秀です。
というわけで、けっこういろんな改造を楽しめるのも、稲妻の猛攻デッキのいいところだと思います。
赤系のデッキを使っていきたい、と思うのであればオススメです。
スタン落ちした後の資産価値・強さ
9月のローテーション後、再燃するフェニックスやゴブリンの鎖回しはスタン落ちします。
ただ、遁走する蒸気族が4枚、実験の狂乱が2枚スタンダードに残っているので、
ローテーション後も赤系のデッキに使える優秀なパーツが残ります。
また、ショックや稲妻の一撃は落ちるんですけど、
いつ再録されてもおかしくないカードなので、もっといて損がありません。
なので、スタン落ち後も十分価値のあるデッキかなと。
死に至る発見(ゴルガリミッドレンジ)
次に、ゴルガリミッドレンジの死に至る発見をご紹介します。
カードリスト
8 《森》
6 《沼》
1 《草むした墓》
2 《森林の墓地》
4 《ゴルガリのギルド門》
2 《愚蒙の記念像》
-土地(23)-
4 《ラノワールのエルフ》
4 《マーフォークの枝渡り》
4 《探求者の従者》
4 《野茂み歩き》
2 《管区の案内人》
2 《翡翠光のレインジャー》
1 《疫病造り師》
3 《ゴルガリの拾売人》
3 《貪欲なチュパカブラ》
-クリーチャー(27)-
4 《喪心》
3 《最古再誕》
2 《採取+最終》
1 《秘宝探究者、ヴラスカ》
-呪文(10)-
2 《クロールの銛撃ち》
2 《再利用の賢者》
4 《強迫》
2 《アルゲールの断血》
3 《黄金の死》
2 《殺害》
-サイドボード(15)-
死に至る発見はどんな人にオススメ?
ゴルガリミッドレンジの死に至る発見は、
クリーチャーを使ってじっくりと相手を追い詰めるミッドレンジデッキです。
探検によって序盤の土地を安定させて、
チュパカブラや疫病造り師の出た時効果でクリーチャーを倒す。
採取やゴルガリの拾売人、最古再誕でそれらを回収して・・・といった具合に、
クリーチャーを使って得をして、それを回収することでじわじわとリソース差をつけていきます。
どっしりと構える感じで、かなり安定感のある動きが自慢です。
探検のおかげで土地事故しづらいですし、
ウィニーやミッドレンジ相手に対してかなりいやらしい動きをするので、
じっくり戦いたい人に特にオススメのデッキになっています。
→駿河屋
改造するなら?
死に至る発見の改造ポイントとしては、決め手が少ないことです。
安定感はあるし、相手の脅威に対応する力はあるんですが、
切り札がヴラスカだけで、イマイチ決めきれないということが多いと思います。
オススメカードは、殺戮の暴君。
かなりやられづらいカードで、しかもこのデッキだと倒しても何度も蘇ります。
苦手なコントロールに対して強く出られるカードなので、ぜひとも欲しいです。
他にも、黒緑はプレインズウォーカーが強力な色です。
主流なのはビビアン・リード。
地上ばかりが強くなる黒緑が苦手とする、飛行クリーチャーを落とすことができ、
クリーチャーや土地を加えられるアドバンテージ源としても活躍します。
また、奥義は攻めきれない事が多いこのデッキの弱点をカバーしてくれます。
4コストのヴラスカも、除去としての活躍はもちろん、
苦手なコントロールにリソース確保+切り札として使えます。
これらのプレインズウォーカーたちは、コンセプトの強化と弱点の補完、
両方をこなしてくれるのですごくデッキに合っています。
あと最近の流行りとしては、青を加えてスゥルタイにするという構築ですね。
ハイドロイド混成体はドロー、回復、巨大飛行クリーチャーと、
すべてをこなす強力クリーチャーで、やはり攻め手が不足しがちなこのデッキにオススメのカード。
採取で使い回すとすごいことになります。
欠点は・・・ハイドロイドが高いし、青も入れるといよいよ土地がお高くつくことですね。
でも、今の環境のトップメタの1つなので、環境デッキでデビューしたいなら、
死に至る発見から始めるのはすごく良いと思います!
スタン落ちした後の資産価値・強さ
ローテーション後も、ゴルガリの優秀なカードが残ります。
採取+最終や草むした墓など、黒緑絡みのデッキを組むなら損がありません。
特に草むした墓はモダン以下でも使われる土地なので、
いずれ他のフォーマットでも遊ぶという方はぜひ持っておきたいですね。
秘技の手数(イゼットフェニックス)
デッキリスト
8 《島》
7 《山》
3 《硫黄の滝》
4 《イゼットのギルド門》
-土地(22)-
4 《ゴブリンの電術師》
4 《弾けるドレイク》
2 《つぶやく神秘家》
1 《弧光のフェニックス》
2 《パルン、ニヴ=ミゼット》
-クリーチャー(13)-
4 《選択》
4 《ショック》
2 《潜水》
4 《航路の作成》
4 《溶岩コイル》
4 《急進思想》
1 《一瞬》
1 《標の稲妻》
1 《ミラーリ予想》
-呪文(25)-
2 《シヴの火》
3 《否認》
2 《軽蔑的な一撃》
3 《焦熱の連続砲撃》
1 《標の稲妻》
1 《ミラーリ予想》
3 《幻惑の旋律》
-サイドボード(15)-
秘技の手数はどんな人にオススメ?
秘技の手数はインスタント・ソーサリーを使ってコントロール気味に動くデッキ。
ドローと除去を繰り返し、ドレイクやフェニックス、ニヴ=ミゼットといったフィニッシャーで決めます。
かなりテクニカルに動くデッキで、チャレンジャーデッキの中では一番相手を気にして動くデッキになります。
相互性を楽しむならこのデッキがいいですね。
また、後にも書きますが一番スタン落ちの影響を受けづらく、
ローテーション後も切り札級のカードはスタンで使えるので、長く使いたいという方にもオススメです。
改造するなら
このデッキを改造するなら、主流な改造案は3つ。
1つは、M19に収録された奇怪なドレイクや、ラヴニカの献身のプテラマンダーをたくさん入れるタイプ。
この場合、今よりも積極的に攻撃しに行くデッキになります。
ドレイクやプテラマンダーを潜水や呪文貫きで守るという動きは、
ゴルガリミッドレンジやコントロールのような、大ぶりな動きの多いに対して有利になります。
もう1つは、孤光のフェニックスをメインとした、イゼットフェニックスデッキ。
フェニックスを4枚入れて、ドローを連打すると何度もクロックが蘇る、粘り強いデッキになります。
あと、白を加えて、ジェスカイコントロールという形もあります。
テフェリーや轟音のクラリオンなどを入れることで、よりゆっくりと戦うタイプですね。
ニヴ=ミゼットをメインデッキから使うならこのタイプがおすすめです。
スタン落ちした後の資産価値・強さ
ローテーション落ちしたあとの資産価値ですが、
チャレンジャーデッキの中だとぶっちぎりで高いです。
ニヴ=ミゼットや孤光のフェニックスはスタンダードに残りますし、
孤光のフェニックスに至ってはモダンやレガシーといった魔境でも活躍しているカードです。
おそらくデッキ発売後も3000円ほどの値段はすると思うので、価格などで考えるならこれが一番お得です。
売らないにしろ、他のフォーマットをやるならフェニックスはいずれ使うカードになるでしょうから、
持っていて損がないかなと思います。
まとめ
チャレンジャーデッキ2019についてでした!
プレイスタイルごとにオススメはこんな感じ。
・戦闘を楽しみたいなら白単(連帯する突撃)
・ライフだけを攻め続けたい/赤系のデッキが組みたいなら赤単(稲妻の猛攻)
・じっくりとリソース差を付けて勝ちたいなら黒緑(死に至る発見)
・相手との相互性を楽しみたい/ローテーション後の勝ちを気にするなら青赤(秘技の手数)
ネットでの予約はアマゾンと楽天でできます。
→Amazon(4種セット・15120円)
→楽天(4種セット・15120円)
これからギャザを始める、いろんなデッキを触りたいという方は、
今のうちに4種セットを予約しておくのが良いと思います!
(内容から見てどれも高くなりそうなので、単体で買うよりお得です)
また、パックを買って改造や強化をするなら、ラヴニカ・ブロックの3つのセットがオススメです。
他のセットはすぐにスタン落ちしてしまうので、ずっと使うことができませんから。
→ラヴニカのギルド
→ラヴニカの献身
→灯争大戦(予約)
ラヴニカのギルドやラヴニカの献身はドラフトやシールドなどのリミテッドも面白いです。
各ギルドの戦い方がわかりやすいので、初心者でも戦いやすくてオススメ。
灯争大戦ではチャレンジャーデッキでは体験しづらい、プレインズウォーカーがたくさん手に入ります!
MTGならではのシステムなので、特にMTG以外のゲームをやっていた人に是非試してほしいです。
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